インプラント治療
インプラント治療とは
虫歯や歯周病、怪我などで歯が失われた場合、かつてはブリッジや入れ歯による治療のみでしたが、インプラント治療を用いることで、天然歯に近い新たな歯を作り出すことができます。
インプラント治療では、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、セラミック性の歯をかぶせます。
強度と審美性を備えながら快適な噛み心地で、お口の悩みによるストレスを軽減します。
インプラント治療の流れ
STEP 01 CT撮影
-
※全国歯科大学・歯科部付属病院診療放射線技師連絡協議会ホームページ、資源エネルギー庁ホームページ、原子力・エネルギー教育支援情報提供サイトより一部改変引用
- 従来のレントゲン撮影では正確に把握することが難しかった、あごの骨の詳細な立体構造や神経の位置などを精度高く把握するために、CT撮影を行います。撮影は数秒間で痛みもありません。
-
● CT撮影による被ばくについて
あごのCT撮影は被曝を伴いますが、自然界で1年間に受ける被ばく量よりも小さく、確実で安全な治療のために非常に有効です。
STEP 02 診断・治療計画
-
撮影したCTデータを専用のシミュレーションソフトに取り込み、患者さま毎のあごの骨の硬さや形、神経の位置などを詳細に確認しながら、インプラントの最適な埋入位置を診断します。
診断後にはソフトを用いてわかりやすく全体的なインプラントの治療計画をご説明しますので、十分にご納得いただいた上で治療を進めていくことが可能です。
STEP 03 手術
- 診断した結果をもとに手術を行います。
ソフト上で診断した位置にインプラントを精度高く埋入できるようサポートする手術支援器具「サージカルガイド」を用いて、安心・安全な手術を実現します。
STEP1〜3によって、リスクを軽減した上で最適な位置にインプラントを埋入でき、天然歯の代わりや義歯の土台として、インプラントが持つ機能を最大限引き出すことが可能になります。
各治療のメリット、デメリット
インプラント治療、ブリッジ治療、入れ歯治療には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
インプラント治療
利点
- 天然歯のように違和感なく噛むことができる。
- 噛む力は天然歯の約80%回復することができるので、固いものを噛むことができるようになる。
- 隣の歯を削る必要がない。
- よく噛めることにより、漸進的な健康にも良い影響を与える。
欠点
- インプラントを顎の骨に埋め込むための手術が必要となる。
- 全身の疾患等により治療ができない場合がある。
- 定期的なプロフェセショナルケアを受け、指導のもとにセルフケアを実施する必要がある。
- 保険適用外治療。
ブリッジ治療
利点
- 固定式であるため、装着しても違和感があまりない。
- 材料選択により、天然歯と遜色ない審美的な修復が可能。
- 保険適用も可能。
(使用する材料に制限あり)
欠点
- 修復物の固定のため、両隣の歯を削る必要がある。
- 支える歯の負担が大きくなり、将来的にその歯を失う原因となる可能性がある。
- 連結部の隙間が清掃不良により不衛生になりやすい。
- 治療部位により、空気が漏れて発音に支障が出ることがある。
入れ歯治療
利点
- ブリッジでは対応できないような大きな欠損に有効な治療法。
- ブリッジのように両隣の歯を削る必要がない。(代わりにバネで固定する場合がある)
- 保険適用も可能。
(使用する材料に制限あり)
欠点
- 固定のためのバネにより、隣の歯への負担が大きい。
- 噛む力が健康な状態に比べて30%〜40%くらいになる。
- 頻繁に手入れする必要がある。
- 口の中に違和感を感じやすく、ガタつきやすい。
- 食べかすにより不衛生になりやすい。
インプラント治療の費用
お口の中の状態によってざまざまなケースがございますので、担当医とよくご相談ください。カウンセリングの費用は無料です。
インプラント埋入手術 (人工歯根) 保証期間:インプラント本体のみ10年 |
¥200,000(税別) | |
アバットメント (人工支台) |
¥50,000(税別) |
上部構造各種 | ジルコニアレイヤリング 保証期間 5年 |
¥150,000(税別) | |
---|---|---|---|
フルジルコニア 保証期間 5年 |
¥120,000(税別) |
術前検査、必要処置※必要な方と必要ない方がいます。
CT解析・診断(埋入本数による) | ¥50,000~(税別) |
GBR(骨造成) | ¥50,000~(税別) |
ソケットリフト | ¥50,000~(税別) |
仮歯(一歯) | ¥20,000(税別) |
カウンセリングの費用は無料です。まずはご相談ください。